協業紹介 #01


協業で導いたプロジェクトの成功
─カフェの内装とPRの裏側にあった「共創」の力─


個の力を束ねて「共創」へ

現代のビジネスは、単独で成果を上げる時代から、パートナーとともに価値を創り出す「協業(コラボレーション)」の時代へと変化しています。多様化するニーズ、スピードが求められる市場環境の中で、複数のプロフェッショナルが手を取り合うことが、成功への最短距離になりつつあるのです。

今回ご紹介するのは、2つのカフェのプロジェクトです。内装デザインとPR戦略を「株式会社RIK・シラフジ」と「株式会社 メディオ」の2社が連携しながら進めた協業事例です。短期間で高品質な成果を実現できた背景には、立場やスキルを超えて連携する「チームビルディング」と「情報共有の徹底」がありました。


プロジェクトの概要:空間と情報の両輪を一体化

プロジェクトの中心にあったのは、カフェのブランディングです。具体的には、以下の2つの領域を軸に展開しました。

  • 店舗プランの提供(RIKシラフジの担当)
  • 内装とPRツールの設計と実行(メディオ社の担当)

2つのカフェは、地域住民だけでなく、観光客にも愛される「交流の場」を目指しており、空間そのものの魅力と、その魅力を効果的に発信する仕組みが求められていました。つまり、「リアル」と「デジタル」を融合させたアプローチが必要だったのです。

成功の鍵①:オリジナリティとスピードの両立

最大の課題は「スケジュール」。実施期間は非常に限られており、通常であれば数ヶ月かかる工程を、わずか数週間でこなす必要がありました。

そこで当社では、既存のテンプレートに頼らず、ゼロから設計するオリジナリティ重視の内装デザインを採用しつつも、施工や発注の工程を可能な限り効率化。デジタルモックアップや簡易プロトタイプを用いた事前確認により、イメージの相違を限りなくゼロに近づけ、手戻りを防ぐ設計フローを実現しました。これにより、限られた期間内であっても、高品質なアウトプットが可能となったのです。


成功の鍵②:2社チームによる柔軟な連携体制

今回の協業における最も大きな成果の一つが、「情報共有のスムーズさ」です。

プロジェクト開始当初より、当社とパートナー企業の2社による共同チームを編成。定期的なミーティングに加え、プロジェクト管理ツールを活用して、以下のような連携を行いました。

  • 専門家による素早い現調
  • コンテンツとデザインの整合性チェック
  • WEBサイトやSNS戦略の連携

これにより、単なる「役割分担」ではなく、お互いの専門領域に介入しながら、より良い成果を目指す姿勢が生まれました。


成果:メディア掲載、SNS反響、顧客の定着

プロジェクトの成果は、数字と反響にしっかりと現れました。

  • 開店初月の集客数は目標数を達成
  • オンラインメディアでの記事掲載
  • SNSフォロワーがオープンから半年で1,200名を達成

「写真に映える空間」と「拡散したくなる情報設計」が奏功しました。訪れた顧客からは「ここに来ると気持ちがリセットできる」「また来たいと思える場所」といった感想も寄せられています。

協業の未来へ:共に創る、その一歩を

今回のプロジェクトは、「協業は難しい」という先入観を覆す好例となりました。専門領域の異なる2社が「共通の目的」に向かい、それぞれの強みを最大限に活かすことで、個では得られなかった成果を実現できたのです。

特に印象的だったのは、「相手の領域に関心を持ち、尊重し合う姿勢」が、仕事の質を格段に高めたこと。これこそが、今後のビジネスにおける協業の本質なのではないでしょうか。

最後に

変化の激しい時代において、スピードと柔軟性は成功のカギとなります。そして、それを可能にするのが、信頼できるパートナーとの協業です。

「一緒にやるからこそ、実現できる未来がある。」

私たちは今後も、さまざまなパートナーとともに、新たな価値を共創していきます。


実施プロジェクト紹介

・内装改装:BLOOMY’S Café(https://omiya.bloomys-saitama.jp/index.html
・WEBサイト & SNS:氷川茶庭(https://hikawasatei.com/


各社紹介ページリンク